ブランド 買取の独自色
進化してきたNシステムは98年についに第5次の段階に突入、その実験が開始された。
これはデータの精度を高め、リアルタイム性を向上させることを目的としている。
たとえば、これまでは、各セールスドライバーの持つPP(情報携帯端末)に入力されたデータは、ドライバーが営業所に戻りPPステーションに転送するまでは、PPのなかだけで、Y運輸自体のホストコンピュータには入っていかなかった。
つまり、午前中に集荷した荷物でも、午前中の配送が終わって営業所に帰ってはじめてホストコンピュータにデータが取り込まれていたのである。
これを、各集配車の車載機からデジタルMCA無線でホストコンピュータに送ることによって、リアルタイム性を強化しようというのである。
これによって、次作業店への先送りデータも、顧客からの荷物問い合わせも、よりリアルタイムに近づいていく。
ざらに、データ入力ポイントも増やしていこうとしている。
これまでは一般的な宅急便のデータ入力ポイントは3ポイントだった。
それは、配達を受け付けた時点、着営業所(配達側店)から配達に持ち出した時点、配達が完了した時点である。
これだけでも顧客からの問い合わせには、きちんと答えることができる。
が、顧客ニーズはどんどん多様化し、問い合わせニーズもかなり発展している。
そこで、顧客の問い合わせに正確に回答するため、情報入力ポイントを8ポイントにすべく取り組んでいるのである。
98年2月からは、インターネットによる荷物問い合わせシステムもスタートさせた。
Y運輸では荷物に関する問い合わせが通常日で10万件、12月のピーク日には40万件にも達する。
その仕組みとしては、顧客が営業所に電話をかけ、オペレーターがデータベースで調べて、対応するという具合だが、これにはたいへん多くの人手を要する。
この事務作業を減らすためにインターネットによる問い合わせシステムを導入したのである。
「インターネットシステムは、事務作業の軽減だけではなく、お客様にストレスなくご利用いただけるようにするのも、その狙いです。
現在は、電話でのお問い合わせからオペレーターが調べて回答するまで平均80秒かかっています。
インターネットでは、問い合わせ検索後、5秒以内に検索結果が出るようにしています。
また一秒間に同時に30件の時点といった細かいところにポイントを置いて入力。
こうしたシステムが一部でき上がりつつあり、あとは、いかに全国レベルのシステムとして稼働させるかという段階にまできている。
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